コトアゲライブ‘20 Vol.01レポート
前代未聞です!自作詩を劇団がプロデュースして、ライブ仕立てでお届けするライブ。
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
演出助手兼、出演のゆうぎりが2月22日(土)に開催したライブをレポート致します。
↓チラシ
【ライブ概要】
- ライブタイル:コトアゲライブ′20 Vol.01
- 開催日2月22日(土) 14:00~&18:30~
- 出演:日疋士郎/ゆうぎり くろむ/川名 千秋
- ゲスト出演:大木静花
- 主催:中延活性化委員会
「耳は最後まで生きている。」そして会場に風がふいた。
2019年9月に公演した舞台。「月読の扉」の劇中の劇中詩。 風とも呼吸音ともとれる音が会場を包みます。黒衣、銀髪の詩人が 物語の始まりの風を吹かせました。
「気流」が今思えばライブ前半の根幹になっていた気がする。
砂の街(ゆうぎりくろむ)
》「こんな僕だって、明日はゴビ砂漠に運ばれるんだからさ。」
春(川名千秋)
》「転げ回りながら はしゃぎ回りながら 春だ、春だと微笑う」
ポジティブ(日疋士郎)
》「酸素マスクのしゅーしゅーいう音やら 3列の数字のモニタやら 電子グラフの不規則に明滅する あの 明け方の病室に立っている」
風を巡る物語(川名千秋)
》「すーしゅりすーふ シュースリシースー
あなたとわたし あなたとわたし」
会場はいろいろな気流を作る装置になっていました。
気流は何かを運び、はたまた、僕らを結合し、会場を一つにしていく。
風が色づいていきます。
「変容」を魅せるこころみ
ムービースタァ(ゆうぎり くろむ)では僕の性の二面性の表現して
います。姿勢、布使い、声。
男の自分、女優の自分を一つの詩の中で両立させていく。
ぷろじぇくと☆ぷらねっとは移り行く性、生もテーマだと思っています。
ムービースタァ(ゆうぎり くろむ)
》「もっとボクを凝視(みて)よ。。。 この幻に溺れたいんだ。。。」
衣衣(日疋士郎)
》「あなたのなかのぼくがめをみはる ぼくのなかのあなたがうるんだめでやわらかくいきをしながら「おどろいてばかりいるね」と わらった」
夜が深くなると、生き物たちの本能が。
休憩を挟んで後半は深夜2時~4時の深い夜が会場を包んだのです。
あの鈴の音は夜に僕らを誘ったのだ。と追憶します。
ベクトル(日疋士郎)
》「うつくしい、と言えなくもない銀色の植物がゆるゆると、
ゆゆるゆると天へ、 月にかかやくそれら異形のものたちは、」
メッセェジ(ゆうぎりくろむ)
》「デメニギスは月面着陸の夢を観る。 頭蓋はブヨブヨのゼラチン」
新体詩 白い子供(川名千秋)
》「からだから
絵本朗読の試み 「くまのこテディ」
ゲストの大木静花さん作の絵本朗読も特別に読ませていただきました。深夜にうごめくあやしい生き物たちはテディの登場で住処に還っていきました。
身体と言葉のセッション
クライマックス。置換(日疋士郎)、日疋の朗読と大木静花さんのダンスがまるで織物のように会場を鮮やかにしていきます。
気流も
逆らえない性も
深夜に蠢く生き物も
痛みも
哀しみも
全部、全部、言葉と肢体に織られていきます。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
んん。コトアゲライブのレポート・・・。自分で課した記事ではあるものの。難しかった・・・。これからもコトアゲライブは2か月に1回のペースで開催していきますので、レポート、頑張って書いていきますね。
(文:演出助手 ゆうぎり くろむ)
(撮影:オザワユキ 投影写真:大石裕之)
ご興味持たれた方。 次回の開催は・・・↓
<コトアゲ・ライブ‘20 Vol.2>
- 日時:4月25日(土) ①14:00~ ②18:30~
- 会場:インストールの途中だビル 4階「インストスタジオ」(〒142-0041 東京都品川区戸越6-23-21)
- 問い合わせ:nakanobu.promotion@gmail.com
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